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物価高の原因はアメリカから始まっている

毎日円安や物価のニュースが続きます。この物価高は何から始まったかと言えばアメリカから始まったものです。

新型コロナウイルスがどこから始まったのかはいまだに定かではありません。

世界はパンデミックとなり、混乱が起きたのは記憶に新しいと思います。肺炎を起こし亡くなる人が増え、ソーシャルディスタンスや隔離が行われました。

その時にニューヨークWTI原油価格はマイナスになる、世界恐慌になると考えるほど経済が悪化すると世界中の人が考えました。

そこで世界の中央銀行は景気刺激策として給付金を、アメリカでは1人あたり1400ドル、当時のレートで15万円程度を3回配布しました。日本では10万円を1回でしたね。

お金が通常時流通している以上に大幅に配布されたわけです。

コロナパンデミックがひと段落するとそれを消費していきます。当時のアメリカ人にはビットコイン投資にあてた人も多かったと言われてます。それからコロナバブルとも言われる株価上昇が起きました。

経済も加速度的に加熱してアメリカはインフレは一時的なものだと様子見をしていた、かつ量的緩和策を長く続けたのが尾を引いてきた形です。

この判断の遅れによって、物価高が始まりました。物価が上がるために金利を上げて経済を冷やそうとしているわけです。

その物価高は世界に広がっています。アフターコロナを早い段階から実現した国では同じように物価が上がっているように感じられます。

そこに2022年2月24日、ロシアはウクライナ侵攻を始めました。NATOとロシアの対立が始まり、原油や天然ガス価格が高騰していきます。

資源価格の上昇は物価をさらに押し上げました。欧米諸国はさらに物価高になり、イギリスでは前年比2倍近い物価になったと言われています。

そうなってから、アメリカは慌てて利上げのペースを早めました。利上げはドル高になり、かつドルにお金が集まっていくわけです。

円安もこの流れで起きていることです。政策の違いから、と説明されますが、日本が景気回復が遅れたのも政府の判断の遅れです。

ドルが高くなり、日本円は置いていかれた。その結果が今起きていることなのだと考えています。

【参考】経済の流れを簡単に説明します

【参考】止まらないアメリカのインフレ

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