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労働と搾取について 哲学のお話です。

あまり意識されてないこととして、資本主義と労働のことについて、考えていることがあります。

資本主義は株式会社の利益追求がその基本です。株式会社に出資して、株式会社は利益を出して、出資者に還元をします。

経営者は労働者を雇い、利益を上げて株主に還元することが資本主義の根本にあります。

この原則を理解せず、日本の義務教育ではいかに企業に就職するかだけを推進される傾向にあります。

労働者は働いて経営者の利益になるための存在であり、搾取されているということです。

派遣会社が増えてから、非正規雇用の契約社員というものが増えました。これは仕事の依頼先から派遣会社に給与以上の支払いがあり、派遣会社が30%もの利益を取り、派遣社員に給与として支払われます。

派遣社員は二重に搾取されていて、日本の貧困化はここに問題が大きく存在すると考えています。

このように資本主義社会では給与を支払い、利益を上げる側と給与をもらい搾取される側が存在します。

会社の利益が上がり、給与が増えるにはいいですが、現状に甘んじてしまうと今の日本のようにだらだらと衰えてしまいます。

資本主義の原則を忘れて、給付金分配に頼ってしまうと社会主義社会になってしまいます。

社会主義社会では努力をしてもしなくても、優秀であってもなくても、同じ給料をもらう社会になります。

がんばらなくてもいいなら、商品もサービスも質の高いものではなくなってしまいます。

日本は資本主義によって成長して、いいもの、おいしいものがたくさん生まれました。

現代日本に突きつけられた現実はこの資本主義と社会主義の境目にあるものです。

もっと多くの人がこのことを意識するべき時に来ているように思います。

【参考】資本主義と社会主義

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