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パソコンの選び方vol.3~メーカーと保証~

パソコンを選ぶ上でメーカーのことやサービスの話をしていきます。現場経験も踏まえて傾向を書きます。個人的な主観も多く含まれますので、実際にはご自身で判断をしてください。

この記事を読み進めるうえでパソコンの選び方vol.1パソコンの選び方vol.2も参考にしてみてください。

主なメーカーについて

国内メーカーではNECがシェア首位、富士通、VAIO、Panasonic、Dynabook、マウスコンピュータなどがあります。一方で海外メーカーではありますが最近シェアを伸ばしているのが、世界シェア1位のLenovo、アメリカのDellやHPも、それぞれ伸びています。

液晶のきれいさで選ぶならNECのIPS液晶が一番きれいで鮮やかに感じます(個人的な主観も含みます)。NECではIPS液晶とスーパーシャインビュー液晶とありますのでIPSの方がおすすめです。サポートセンターも混みあう電話を考慮してネットで電話をもらえるよう予約できるようになっています。NECパソコンを使い続ける以上、無料サポートがついているので安心です。

富士通はしっかりと作られていて初心者向けです。島根産です。プレミアム感をお求めならVAIO、モバイルでなかなか壊れないパソコンならLet’s noteのPanasonicというところです。

海外メーカーの方はラインナップの豊富さとコスパならLenovoです。個人向けのIdeaPadやThinkBookと法人向けのThinkPadがありますが、ThinkPadはビジネス利用を想定して作られていますので個人で購入してももちろんいいパソコンです。プライベート向け低価格のIdeaPad、それをブラッシュアップしてMILスペック(ミリタリーグレード)に準じて丈夫に作られているThinkBook、さらにキーボードのタッチ感、入力心地にこだわったThinkPad。

Dellは品揃えでLenovoに対抗して価格もLenovoより少しだけ高い傾向になっています。HPは特に20代女性がデザインで選ばれることが多く、少し割高でも見た目で選ばれる傾向が強いです。

国内メーカーは価格で海外メーカーに押されていて、海外メーカーのパソコンを選ぶ人が増えてきています。

Microsoft Office(Word/Excel/Powerpoint)について

Windowsとともに使われてきたOfficeですが、会社やビジネスでデータを共有したりするなら必要です。文書作成にWord、表計算にExcel、プレゼン資料作成にPowerpointが使われています。最近はMicrosoft365というサブスクサービスが開始され、必要となれば利用することもできます。

パソコンプリインストール版はそのパソコンを使用する限りはずっと使えますが、違うパソコンに移し替えることができません。プリインストール版はパソコン価格の中で20,000円分くらいを占めています。例えば10万円のOfficeプリインストールパソコンの中で2万円はOffice代金です。使う前提であればいいのですが「入ってたら安心かな」程度であればOfficeは後からでいいように思います。

保証について

パソコンの仕組みとして、ハードの上にWindowsが装備されて、その上でいろんな動作をさせているのが現在のパソコンです。多くの場合、メーカー保証は標準で1年間の保証となっている場合が多いです。

メーカー保証1年というのはパソコンの電源が入らない、画面が映らないなど機械的な故障に関して部品交換をして修理する必要が出た時にパソコンメーカーがその部品代を負担して修理するというものです。

最近では延長保証という保険のようなものが増えていて、(標準保証期間を含む)3年保証であったり5年保証であったり、サービスの一環として出てきています。

気をつけていただきたいのは、この保証にはソフトウェアは含まれていないということです。

つまり、機械的にはどこも壊れていなくて、Windowsがおかしくなった、ウイルスに感染した、といったソフトに起因するものには保証が適用されないことがほとんどです。そういった点で常に業務利用していて壊れては困る方はあらかじめウイルス対策をきっちりとしておくことが必要ですし、Windowsの入れ直し(再インストール)について理解しておくことが重要です。

部品として故障個所がなく、Windows再インストールで解決されるようなケースは通常Windows再インストール代金を求められることになります。最近ではNECがWindows再インストールまで対応する「あんしん保証」というものを始めています。

また、落下させてしまったり、水をこぼしてしまったり、自損の場合もメーカー保証が対象外となっています。Lenovoの場合ではADP(Accident Damage Protection)に入っていると保証対象となります。この点も購入時に確認しておくといいでしょう。

Panasonicのパソコン直販サイト

実はパソコンは薄利多売の商品であるため、修理代やアフターサポート、オプションサービスで利益を上げているような収益構造となっています。

次回以降、さらに具体的なことを書いていきます。

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