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環境と地位が人をつくる 哲学のお話です。

人はこの世に生まれて、育ちながら多くのことを学ぶ生き物です。どのような家に生まれ、どう育ったかによって、性格も決まります。

どんな人でも性格は家族や両親の影響を大きく受けています。勤勉なのか、明るいのか、やんちゃなのかは生い立ちによって決まるものでしょう。

愛情を受けて育てばやさしく他人の気持ちがわかる人に育つでしょうし、厳しく育てられれば反発しやすい人に育つことでしょう。

おとなになってからも周囲がどんな環境なのかによって生き方は変わっていきます。そして地位によってその本性が現れてくることでしょう。

身分や地位が低い時は上の人に媚びていた人が地位が高くなれば好き勝手にふるまうことはよくあることです。

前はそんな人じゃなかったのに、変わってしまった。選ばれたり持ち上げられた場合にはそれまで表に出してなかった本性が現れたりします。

民主主義や平等と言っても組織に所属すればその命令系統が存在します。

決定権は上にありますし、人事権なども大きく影響することでしょう。地位を得れば最大限できることをやるようになるでしょう。

いいか悪いかは二の次です。他人に何と言われてもその地位が保証してしまうのです。

そして残念ながら上の立場の人が組織の性格を決めてしまいます。

組織としては間違った人が上に立ってしまったと判断できたら、それは変えないといけません。

その間違った人がその組織で一番影響力があるなら、なおさらなことです。

人間社会で上の立場に立つことが成功なのか幸せなのかは一概に言えません。

ただ、その人はその地位にいるから、そう考える。人の行動は地位と環境によって決まります。

環境が自分にとって良くなければ環境を変えることも大事なことです。

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