今日は相場ということに関して考えていただきたいと思います。
株式投資を入口に相場というものを考えることになる人が多いと思います。相場はどのような仕組みで上下しているのでしょうか。
毎日のようにニュースでドル円が1ドル140円になった、150円になったと言ってますね。円安だというけれど、本来は比較対象のドルが高くなって、相対的に円安になっているのです。
【価格は相場】売る人と買う人のバランスで決まる。市場価格は需要と供給で決まる。
トレードをしていない人にはピンとこないことなんですが、ドルが上がると思う人がドルを買うから円安になっているのです。
ニュースでやればやるほど、円が弱いと思う人が増えてドルを買う人が増えます。
【価格は関連】価値や価格は何かと関連づけて上下する。何かと比較して売買されています。割高、割安を比較しています。
ドルが円に対してどれくらい強いか、ということ。自動車メーカーで言えばトヨタと日産がどのくらいの差があるかということが価格に現れます。
あらゆるものにおいて、価格はよりいいものが高く、劣るものは安くなっています。価値がないものは高く売れないからです。
例えばビットコインもアメリカ株に連動して上下するような一種の金融資産になりました。何かと比較して価値が決定されるのが相場と考えています。
【価格は期待感】投資と投機と言われますが時には期待感が価値を逸脱します。だってほしいんだから。
何か買い物をする時、どうしてもほしいものはいくら出してもほしいと思いませんか?ほしいと思う期待感が価格を高めます。
例えば、人気のコンサートなど、プレミアムチケットみたいに、異常な価格でも買いたい人が出ます。貴重なコレクションについても異常な価格でも買いたい人が出ます。
割安なものは人気がないから安いんです。人気があるものがみんなほしいわけです。
【お金を出す前に】お金を出す前に、高いのか安いのかを少し考えましょう。そして、他の人がそれをどう見るかが大事です。
価値が上がるものはそのたびに、価値が上がるようなニュースや価値観に影響を与えることが出ています。
一歩引いてその価格でいいのか妥当なのかを考えれば詐欺かどうかもわかります。
手数料と言われたら手数料として妥当な価格なのか。さまざまなものの値段は何かと比較して決定され、妥当な価格がついています。
妥当な価格でないなら詐欺の可能性があると考えられます。
株や暗号資産、不動産いずれもお金を投じるものです。それぞれ、他のものと比較してみてください。比較して安いからお得だろう、だけでなく人気が出るかどうかも考えてみてください。
人気が出るには特長だったり、名前だったり、気にいる人、気になる人が増えます。
投資と投機とは違うと言われますが供給量より需要が大きくなれば価格は上がります。それが結果として買いが買いを呼ぶ。人気が人気を呼ぶ。投機を呼ぶことが結果的に投資してよかったとなるわけです。
貯金だけしてお金の使い方を考えないでいると、物の価値、サービスの価値に鈍感になります。お金を投資することができなくなります。
これを読んでいただいた方に、投資の考え方がうまく伝わればと思います。
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